プロローグ | 昔昔。とても遠い昔 神の怒りに触れた世界は大洪水に見舞われた。 故郷を失いながらも許された人「ノア」は、 大きな船を造り全ての生命の雄、雌一組ずつを船に乗せその大洪水を免れた。 どれだけの月日 何処をどう流されたかは 誰も知らない。 嵐が収まり、外に出たノア達の目の前に広がっていたのは未知なる世界。 広大な平原を中心に北には分厚い永久凍土。 西には枯れ果てた砂漠と岩山。 南には深い森が広がり、東には広大な海原が続く。 そして空にも不思議な島が浮かんでいた。 新たな世界での歴史を手に入れた生命は神に感謝をし、 その世界を「エリュシオン」と名づけ命を何処までも繋げていった。 |
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世界観 | ノア達が箱舟に乗ってやって来てから数千年。 長い月日を経て「エリュシオン」はノア達がかつて暮らした世界と 変わらぬ程進化をし、文明が発達していた。 人間は平原に文化を築き、海原には船を浮かべ暮らした。 エルフは森で自由を求め、ドワーフは大地を力強く掘り進み、 有翼人は天空に浮かぶ浮遊大陸を見つけた。 そして一部の生命は神への感謝を忘れ 魔の者へとその姿を変えていた 均衡が取れていたように見える世界に やがて新たな脅威が訪れる。 極東の未知なる地から、豊かな大地をノアの子供達から奪わんと、 見慣れぬ武器や衣を身に纏った異形の者がやって来た。 ノアの子供達は世界を守る事ができるのか 本当にこの世界は楽園となれるのか… |
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地域 と 国家 |
中立地帯 | 何処の国にも属さない大陸の中央に位置する平原です。 そこに住まう人々が協力しあう自治区となっています。 各国を結ぶ中継地点として文明・経済がバランス良く発展しています。 多民族地帯でどの種族も隔たり無く暮らしています。 平原の中に街があり、市場が開かれたり、 あちこちで旅の商人が露店を出しています。 とても賑やかで活気のある街です。 |
ミストラル | 大陸の北方に位置します。 大地は常に凍てつき、針葉樹の森が広がります。 気温も一年を通してとても低く厳しい環境ですが、 人々は生きるために協力し合い、動植物は力強く息づいています。 生活の知恵から生まれた工芸品や加工食品の輸出が主な産業です。 |
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朱耀 | 大陸の西方に 広がる砂漠のオアシス。 その畔に住み着いた旅人が作り上げた国家です。 時折吹き荒れる砂嵐やスコール、気候条件はとても不安定ですが、 広大な大地で作物や家畜を育ており、畜産・農業が主な産業です。 |
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ツォルノ | 砂漠のさらに西方に位置します。 今も煙を上げる大きな活火山と、過去の噴火で裾野に広がった、 硬い地層の山脈が広がります。 そこに豊富な地下資源を見つけたドワーフ達が深い谷の間に作り上げた、 炭鉱都市です。 増える人口と共に、炭鉱跡は居住区となり、 山肌に浮かぶ夜の灯りは観光名所にもなっています。 資源の輸出が主な産業です。 |
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ネーベヴァル | 大陸の南側に位置します。 常に霧が立ち込める深い森になっています。 そこにはエルフがひっそりと住んでおり、 独自の文化を守り続けています。 諸外国との交流はあまり積極的ではありませんが、 ハーブや薬草等の知識を求めやってくる商人を相手に 僅かながらの利益を得ています。 |
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巨船ガルバリア | 大陸の東側に広がる広大な海原に浮かぶ、 巨大な母船からなる国です。 母船の周りには大小さまざまな船が係船されており、都市機能を持ちます。 常に一つの場所に留まらず、母船を中心に航海を続けています。 君主はキャプテンと呼ばれ、陽気で豪快な人々が多く暮らします。 海や川を使い、他国との交流も盛んで、輸送業や漁業が主な産業です。 |
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ラディウス | かつて、翼を持った人々が 「神の住まう世界から、罪を犯し下界に追放された」と いわれの無い差別を受け、行き場を失い逃れた大空で発見した、 地上遥か彼方に浮かぶ不思議な島です。 そんな差別も今では薄れ、数十年前に地上との交流が復活しました。 住人は有翼人種が多く見られますが昔のような差別はありません。 |
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??? | 大陸の東に広がる海、さらにその向こうの何処かにある未知の文明。 ノアの子孫の暮らす豊かな大地を奪おうとする侵略国家です。 エリュシオン大陸の有志からなる自由軍が守る防衛ラインに阻まれ、 その計画は遅々として進みませんが、 数期にごとに力を蓄え、防衛ラインを突破し大陸に攻め込んで来ます。 |